Vistaが起動しない!? その1  勘違い編

F社の営業時代から約20年ほどのパソコンとかかわる経験を重ねてハード・ソフト運用テク等ある程度は自信があった。しかし、6月10日ごろから約5日間、その自信がガラガラと音を立てて挫けそうになった。
1998年、独立起業時、Windows 95から始まり、NT4、2000、XPと試行錯誤と格闘を繰り返し、顧客のPCも含めて100台以上のPCに触ってきている。昨年4月、SP1が出て、各社アプリもほぼ対応したことを機に、ようやくVistaにメインマシンを移行した。(メインマシンの詳細については前エントリーを参照)

Core2 Duo E4500 + SATA2 + VISTAの速さと安定さにわくわくしていたのもつかの間。昨年秋ごろから、使用中に何の前触れもなく画面がブラックアウトするという恐ろしい現象が起きた。本体からの画像信号が来ないのでディスプレイはNO SIGNALとなってしまう。電源SWを長押しして再起動(セーフモード)するしかない。こんな現象がひと月に1回くらいの、忘れたころにやってくる「天災」のような、稀な頻度で発生した。原因や要因が想定できず、忘れたころに突然発生するので、保存を頻繁にする癖がついてしまうほどであった。

5月になっても相変わらずだったが、6月になるとブラックアウトではなく、マウスポインタがピタッと止まり、やはり電源SWを長押しして再起動するしかなかった。直感でハードディスクの熱暴走ではないかと考えた。理由はこのマシン稼働しながらのハードディスクボックスを開けることができるので、動いているHDに触れる。購入時から装着されている、サムスンのSP2504Cが遅い割に熱くなるのだ。指先では50−60度くらいに感じる。

そしてその時が訪れる。

6月12日、朝、軽く仕事をし始めると、また、発生。
ポインタがピタッと止まり、キーボードからの信号もなにも受け付けない。
電源SWを長押しして再起動するが、今回は初めての現象が起きた。
BIOSの読み込み後の、黒い画面で、(C) Microsoft Corporation の上の左から右に流れるインジケータが止まってしまうのだ。

電源断の後、数分、数十分経ってから試すもまただめ。

嗚呼。。。ハードディスクが壊れたのだろうか。まだ、14か月だぞ。勘弁してほしい。(この時点でへこたれ度★)

添付のリカバリーDVDで起動させ、何回か失敗したとのメッセージの後、ようやく修復できた。チェックディスクでも Bad File を Repare したとの表示。

ハードディスクを買い、Cドライブを新たに構成しなおすことを決意。フェイス にて WD5001AALS を発注。(13日(土)15時ころ)

 ※この時点では、「ハードディスクがクラッシュしかかっているために、動作が不安定になり、Windowsの起動ファイルが壊れていた」と信じ切っていた。

15時の発注の注文に、21時19分に発送しましたのメールが届く。素晴らしい。フェイス にはこちらの窮状が伝わっているかのようだ。そして、日曜14日の朝、WD5001AALS 到着。早速、全HDDを取り外し、WD5001AALS にWindows Vistaクリーンインストール開始。思いのほか簡単なのにびっくり。NTのフロッピーからズッコン、ズッコンと延々とやっていた時代が懐かしい。

新ハードディスクは、素晴らしい。アクセスも以前の倍になり体感できる。

実を言えば、ほかにも怪しいエラーが出始めていたので、速くしたうえで、クリーンインストールでもろもろの怪しいアプリも整理して、災いを転じて一石三鳥になれば良しとしようと思い、意気揚々と望んでいた。

15日、延べ20時間以上かけて、クリーンインストール、ドライバインスト、アップデート、アプリセットアップ、アクティベーションなどなどをこなし、過去の800GBにもなるデータを復元し、ようやく、安定し、整理された、快適で素早いマシンになったと、ホッと胸をなでおろしていた。いろいろあったけど、ああ、結局良くなった。ホッ。。。

しかし。

この後、悲劇が訪れるのである。この続きは、次の回に。。。 

※ 参考リンク Windows Vista のシステム回復オプションとは(MS)

エプソンダイレクト株式会社

この際、Core i7買っちゃおうかなという妄想もわいてきたのであったが。。。次回にご期待を!!