デジタルテレビ放送へ移行;やってみてわかったことご報告

我が家ではテレビの重要性はあまり高くない。しかし、地震や全国的な重大事件ニュースなどのリアルタイムな動きはネットよりまだ頼れる。
8年ほど前である。2階建てのボロ家の屋根に4mほどの高さにVHFアンテナを立てて地上アナログ波をごく普通に受信していた。台風が来た夜、轟音とともにアンテナは倒れ隣家の屋根にもたれかけた。翌日、近所のオヤジさんにはしごを借りて恐る恐る屋根に登りアンテナを回収した。まだ、ADSLの黎明期だったので、ブロードバンドの選択肢としてCATVを導入することにした。国内最大の業者である。
東京タワーから直線距離約15kmのところなのだが標高が低いためか、アナログ波はひどい受信状態であったが、CATVにて見違えるように改善した。(後日談あり!)
毎月5000円を少し切る受信料。そして隔月でNHKの料金が加算され7000円ちょっと。今から思い起こすとこんな高い料金を8年も払い続けたかと思うと気絶しそうである。
遅ればせながら、昨年秋からテレビに関するコストの見直しをはじめた。仕事上2001年初頭にはBフレッツを導入していたので「スカパー光」というテレビ受信をまず検討した。調べるとかなりややこしい。ONU(光終端装置)の手前局側にV-ONUというモノが付き、さらにスカパー光!デジタルチューナーとやらが必要とのこと。工事費はこちらでできるものは極力やったとしても2万数千円、月々は最低でも2000円ちょっと。これにNHKが加算。それほどの重要性はないとさっさとあきらめた。
CATV会社の電話営業ではしきりに「デジタルCATVチューナーにしましょう」と訴えるが、もちろんそう簡単には従いません。今ではアナログとの違いはないが当時は切り替え費用と月額費用が高くなっていた。
やっぱり地デジだろうということで調べると地デジ対応のチューナーとアンテナさえあればアナログのCRTテレビでも問題なしということが判明した。当時お世話になった記事。

以上のWebサイトには大変お世話になった。よし、方向性は決まった!

  1. UHF地デジアンテナは2-3000円くらいで買えそうである。
  2. 以前屋根から1階まで壁内に埋もれていた同軸ケーブルは使えそうである
  3. チューナーはHDD DVDレコーダーのものにしよう(VHSビデオを子どもたちに壊されかけたため)

結局アンテナは、近所のコジマでは、魚の骨状のものは置いていないので、八木アンテナのUWPAという黒い巨大な飯ごうのようなものを4000円ほどで購入した。

アンテナ設置は地図上でおよその方向を見定めてみたがベランダの高さではダメで、結局4mの以前使っていた棒を再利用してようやく60デシベル以上の状態まで受信することができた。デジタル波は美しい。モニターはもちろんハイビジョン対応でない のだがこれまで家では見たことの無い鮮明な画像とクリアな音に出会えた。これまでのCATVにもかかわらず、ゴーストやきたない画像は一体なんだったのか。5000円×12ヶ月×8年=48万円。しかも、CATV解約時には撤去工事費として6000円も請求しやがった。とんでもない。畳み掛けて余計なのはNHKに連絡を入れて受信料を回収しに来るようになったことだ。せっかく、道から見えにくいところにアンテナを立てたのにぃ、もう余計なことを!

この機種だけではないが、デジタル放送された番組のコピーワンスという仕組みにはうんざりだ。ハードディスクには録画できても、DVDには書き出せない。おかげで子どもたちのアニメ予約ですぐHDDが一杯になってしまう。悔しい。

池田信夫さんに解説していただこう。
池田信夫 blog デジタル家電の足を引っ張るデジタル放送

ちなみに、画質を気にせず単に情報だけであれば、ワンセグで十分であった。

BUFFALO 「ちょいテレ」データ放送対応 DH-ONE/U2P

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